2018年06月21日

日台首脳がツイッターでやりとり 地震を機に新たな対話形式

産経ニュース / 2018年6月20日 21時29分

 【台北=田中靖人】安倍晋三首相は20日、短文投稿サイト「ツイッター」で、大阪北部地震への見舞い文を発信した台湾の蔡英文総統に対し「心温まるお見舞いの言葉、ありがとうございます」と中国語(繁体字)で投稿した。両首脳の交流サイト(SNS)でのやりとりは2月の台湾東部地震に次ぎ2度目。外交関係がない日台間で、首脳同士の新たな対話の形が定着しつつある。

 首相は、蔡氏の投稿をリツイート(引用)し、「『まさかの時の友は真の友』、これからも、困難な時に助け合える関係を続けていくことを希望します」と記した。「まさかの−」は、2月の台湾東部地震で首相が「台湾加油(がんばれ)」と揮毫(きごう)したのに対し、蔡氏が謝意を示す投稿で用いた言葉で、首相がこれに呼応した形だ。

 18日の台湾は祝日で、総統府の黄重諺報道官によると、公邸で地震発生の報告を受けた蔡氏は、日本滞在中の台湾人の安否確認と同時に、窓口機関を通じて「日本の友人」への「心配」を伝達するよう呉●(=刊の干を金に)燮外交部長(外相に相当)に指示。さらに、日本語が堪能なスタッフにツイッターに見舞い文を出すよう文案を示し同日夜、首相の投稿をリツイートする形で発信した。

 蔡氏の日本語での投稿は、昨年1月末の春節(旧正月)前のあいさつが初めてで、その際は中国から批判の書き込みが相次いだ。同7月の九州北部豪雨では見舞い文を投稿し、今年2月のやりとりに発展した。

 日本政府は1972(昭和47)年の日台断交以降、「一つの中国」原則を主張する中国に配慮して日台の高官の接触を自主規制しており、訪台者は昨年3月の催事に出席した内閣府副大臣が最高位。災害時に限ったSNSでの形式的なやりとりだが、目に見える形での日台首脳の対話に、中国が反発する可能性もある。
posted by beetle at 08:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする