2017年01月04日

何を企む?バラク・オバマ

おととひの世界 狂躁亭日乘 2017-01-04 05:43

暮れも押し詰まった23日
国連決議2334がオバマ政権の
裏切りによって成立した
裏切りというのはこういう場合

これはイスラエルという国の
国益どころか
存亡にかかわる話であるから

かならずアメリカが拒否権発動した
ところが今回はそれをしなかった

イスラエルから見れば裏切りだという話

それどころか
日本も含めた多くの同盟国が
支持に回っていた

ちなみに現在イスラエルと
密接な関係見えないところで
構築しているインドは

これを棄権した
しかし多くの欧州諸国のみならず
ニュージーランドも

イスラエルの予想に反して
賛成に回った

ネタニヤフ政権は宣戦布告に
近い事言ってるよ

もっともイスラエルが
ニュージーランドと戦争ってのも
ちょっと考えられないけど

いずれにせよイスラエルが
最も恐れていたことが
起きたわけだ

この国連決議2334が
いったいどういうものなのか?

それはイスラエルが
第三次中東戦争以降に占領した地域は
国際社会としてはこれを
認めるわけにはいかないので

本来の居住者もしくは
持ち主に返還しろというもの

現在の東エルサレムの
大半の地域が含まれるし
多くは1988年以降東ヨーロッパの
社会主義ブロック地域の崩壊により
この地域から大量に流れ込んだ
東ヨーロッパ系ユダヤ人が
たくさん入植している場所も

つまり90年代から
2000年代初めにかけての
インティファーダと言われる
パレスチナ人とユダヤ人の衝突の場所

これをすべて無条件で
返還しなければならなくなった
しかもこの国連決議は
『すべきである』というものではない

法的拘束力を伴っている

その点で国際司法裁判所の決定
などよりもはるかに重大だ

つまり国連加盟国である以上
これは実行しなければならない
履行義務を負っている

イスラエルは国連加盟国であるから
これを無視するわけにはいかない

要するにこの決定は
国連が発足直後からイスラエルに対して
突きつけてきたこと

これまでイスラエルは
アメリカの支持を背景に
これを無視してこれたわけだけど

今回戦後初めて
その最強の後ろ盾が
なくなってしまったわけだ


日本が真珠湾攻撃に
突入することになった原因と言われる
『ハルノート』

当時の日本が第一次大戦以降
占領した地域をすべて元通りに戻せ
と言ってきた

ルーズベルト政権の国務長官
コーデル・ハルの親書
あれに近いものだけれども

あれよりもはるかに大きな
法的拘束力を持っている
国連に加盟しているものは
これを守らなければならないからだ

イスラエル共和国としては
絶対に守れるはずがない
場合によっては国連を脱退せざるを
えなくなるかもしれない

いや十中八九なるだろうよ

今月15日につまり11日後だけど
これに畳み掛ける形で

パリにおいて
かつてなく大規模な
中東和平会議が開かれることに
なっている

イスラエルにとっては
到底承服し得ない

事実上のイスラエル側の
占領地・東エルサレムの割譲
この先に待っているのは
『パレスチナ国家』承認以外にない

すでに2011年に
パレスチナ・アッバス議長は
国連のメンバーになることに
成功している

それまでは国連で発言の場さえ
なかったのだから重大なことだった

以来こういう事態はいつかと
イスラエルが恐れていた
その日がオバマ政権の末期に
現実となったわけだ

イスラエルとパレスチナの問題は
国連が発足した当初から
ずっと持ち越されていた宿題だった

非難決議をずっと
無視してきてたんだからな

それがこの度
イスラエルが建国されて以来初めて
強制力を伴う形で

文字通りの国際社会
全体から突きつけられた

いかにドナルド・トランプが
親イスラエル派であっても
一度可決されてしまった
この国連決議を覆そうと思ったら

もう一度反対の決議案を上程して
多数決を仰ぐしかない


そんなことができるわけがない

イスラエル国家存亡の危機
と言っていい

このようなことを彼らが
黙って見ているだろうか?
このママ手をこまねいておれば

月半ばのパリ中東和平会議で
イスラエルの東イェルサレム全面放棄と
パレスチナ人生存権と居住権の全面承認

そして程なく
国連安全保障理事会が緊急開催され
一気呵成にパレスチナ国家承認まで
持っていかれる可能性がある

イスラエルのネタニヤフ首相は
ここに及んで

バラク・オバマの本音の本音を
思い知らされ地団駄を踏んでいるはず

アメリカは立場上
ずっとイスラエルを支持してきた

しかしそれには温度差があった

9、.11前後から
アメリカを牛耳ってきたネオコン
彼らは徹底プロ・イスラエル

つまりシオニストと同様
イスラエル全面支持派だ

しかしオバマ政権の背後にいるのは
彼の師匠である国際政治学者
ズビグニュー・ブレジンスキ
そして国際石油産業の親玉である
ロックフェラー財閥が主催する
外交問題評議会・CFRだった

彼らはやたらに謀略をこととするけど
必ずしもイスラエル支持派ではない

中東におけるもう一方の
アメリカの国益代弁人は
サウジアラビアを筆頭とする
湾岸産油国で

彼らは立場上多くは
同じイスラム教徒である
パレスチナ人を支持しなければならない
立場だから

イスラエルが
一帯であまり暴れると
彼らも立場がなくなるから

キッシンジャーのような人物が
調整に現れたりしていたけど

戦後ずっと続いてきた
こういうバランスが
バラク・オバマのアメリカによって
一方的に崩されたのが
昨年末の12月23日の国連決議なわけ

考えてみると導火線みたいなものは
ずっと前からあった

数年前のイスラエルの総選挙

アメリカ合衆国大統領
バラク・オバマ

同盟国イスラエルに対して
選挙コンサルタント送り込んでいた
イスラエルのネタニヤフ政権を
応援するためではなかった

その反対・ネタニヤフ政権を
退陣に追い込むための担当だった
もちろんこのようなことをやったのは
オバマ政権が初めて

すでにこの時点でオバマ政権は
はっきりとイスラエルの敵に
なってきた

そのイスラエル
彼らを支持する別働隊である
シオニストたちは昨年の
アメリカ大統領選挙において
表向きのクリントン支持とは別に
実はトランプ支援に回っていた


トランプは
ニューヨークを根城に
不動産業やっていた男

ユダヤ人との誼を通じずに
商売ができるようなところ
ではありません

もともとユダヤ人団体で
公然と私は1000%イスラエル支持だ
と言っていた人

そして当然大統領本選当選後も
イスラエル現政権と
エールの交換をやっていた

これでオバマ政権としては
何の遠慮もなくなった

よくわからないがこれは
オバマの一存だけで
できることではないと思います

ロックフェラー財閥としても
国内の手前上公然と
反イスラエルに動くわけにはいきません

アメリカでそんなことをやれば
そこらじゅうで噛み付かれ
て何もできなくなりますから

しかしここへきて元々
反イスラエルのレームダック大統領
バラク・オバマならできるわけ

そしてオバマはその履行義務を
粛々とやっている

実に恐るべき事態ですよ
諸々の流れを見ればわかるとおり

サウジアラビアとの関係の清算も
アメリカはやり始めている

シェールガスをめぐっての
安売り競争などその典型ですけど
今年9月には両院一致して
ワシントンのアメリカ議会が

9.11の黒幕をサウジアラビアと
決めつけその事件の真相解明に
協力しない場合は

サウジアラビアが未だに保有している
アメリカの国債80兆円以上
差し押さえる権限を
国家に付与した法律を可決している

この先およそ友好関係を築いていくべき
国に対する態度ではありません

そしてそのサウジアラビアと
表向き対立しているイスラエル

実はISISとの問題でも
この両国は裏で手を握ってきた
わけだけど

この中東最大の同盟国
イスラエルに対してアメリカは
公然と現在裏切りを実行しつつ
あるわけです

ある意味これは1972年の
米中国交正常化や
1988年の東西冷戦の終結以上の
『重大な事態』ですよ


考えてみれば国際連合はもともと

UNITED・NATION
平和を希求する国際組織で
あるかのように

『国際連合』などと言っているのは
日本側の国民をごまかす
方便でしかない

誰がどう見たって『連合国』ですよ
実際に同じ漢字を
使う国である中国

ユナイテッドネーションをちゃんと
『聯合国』公式表記してますよ

かかる戦勝国組織ですから
かつて日本がサンフランシスコ講和条約
で北方領土も含むたくさんあった
飛び地を全て放棄させられたように

加盟国に対して命令する
権限があるわけです

初めてそれがイスラエルに対して
適用されようとしているわけ

イスラエルはこれを無視した場合
どうなるか?

国際連合は
制裁を科すことになるでしょうね
場合によっては国連軍を派遣して

1945年日本時間で5月8日
ナチスドイツが連合国に降伏してから
同年8月15日まで

世界は日本が一国で
全世界を相手に戦うのを
目撃したわけです

湾岸戦争の時のイラクよりも
きついですよ

しかも8月9日に
ソ連が対日参戦し以降は
日本の敵でなかったのは
スイスぐらいのもの


イスラエルはその力はともかく
とても狭い国です

しかも周辺諸国と平和条約を
結びにくい国です

なぜならイスラエルの憲法は
国土の範囲領域を明確に
明文化していない

イスラエルのあの国旗
ミズイロの線が上下2本

上の線がチグリスユーフラテス川
そして下の水色の線はナイル川
だと言われ

あの国旗自体が
あのあたり一帯は全部
自分のものだと言っている

そのようなシンボルです
旧大日本帝国の八紘一宇どころでは
ないですよ

しかし周りのシリアにしても
サウジアラビアにしても

ほとんどは石油メジャーが作った
人工国家です

その支持がなくなれば
いっぺんに衰える

イスラエルは小さいのは国土面積だけ
その他の実力は米・露・中に並ぶ
超大国ですからね
アラブはイスラエルの敵ではありません

いずれアラブの春のようなことが
あの辺り一帯でもう1度

そうなれば自動的に
あの地域一帯がイスラエルの
支配下に陥ることだって
あり得るわけですよ

ISIS
背後はイスラエルが支持している
という噂が絶えないのは
そういう事情からです


かつて共産主義者の謀略家レーニンは
『砕氷船テーゼ』という
謀略論を展開した

与太者無法者組織して暴れさせ
既成の秩序や組織を
ガタガタにした後で

氷原を粉砕し終わった後の
砕氷船のように
後から魚雷で沈めばよい

この考え方は
ヒトラーナチスがコピーして使いました
SA・突撃隊という与太者集団を
エルンスト・レームに任せ

権力を握った後に邪魔になると
国民の憎まれ役に持って行き
レームもろとも一気に粛清した

もっとも洗練されたマキャベリズム
これを最初に言い出した人こそ
ニコロ・マキャベリ

ルネサンス期イタリアのロマーニャ王
スペイン系豪族出身のローマ法王
アレクサンデル6世の庶子にして独裁者
チェーザレ・ボルジアのやり方

そしてその通りISISは
あの世界をガタガタにしている
もはや産油国の旧秩序は
風前の灯火です

あと少し待てば
かなりたくさんの領土が
手に入るかもしれないこの時に

イスラエルが心から反省して
折れるなどということはまずありえない

どんなことやっても粘るでしょ

現にアジアではインドが
イスラエル側にはっきりなびき
年末の投票棄権しました

つまりイスラエルとしては
こうなってしまった以上

天下大乱こそ望むところ

世界経済大混乱だろうが
テロだろうが暴動だろうが
ありとあらゆる火種を引っ掻き回しに
くるに決まっている

案外最も手っ取り早いのは
国際連合そのものを
ガタガタにすることかも
しれませんよね

もうすでに
ユナイテッドナッシングと言われて
久しいわけだし

中国は今切羽詰まってますから
これ幸いとばかりに
人民元の切り下げに動く

おそらく今月中だろうと

イタリアのあの銀行にしても
ヨーロッパもアメリカも
混乱の種は事欠かない

今年はそういうものは
全て火を噴くでしょうね

旧約聖書は
再びイスラエルが建てられた後70年目に
『最終戦争が勃発する』と
言っていますが

イスラエルの建国は1948年5月15日
つまりもう来年ですよ

もうまもなく今月の半ばから
文字どおり『最終戦争』含みで
緊張することになりますか?

そうならないことを祈りつつ
posted by beetle at 07:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする